2020年12月

反射的に喉の上から出て行って煙みたいに消えてしまう言葉ではなくて

深い湖に両手を差し入れて静かに掬い上げてくるような

そんな言葉を話せるようになりたい




 

どれだけうれしいか、からだいっぱいに表したり言葉にしたりうまくできなくて、ひとりで泣いてしまうでも今日は、今の自分と、あの頃からわたしの中にずっといるわたしの、ふたりだった。